分野概要
地域福祉の専門職として、誰もがいつまでも住み慣れた地域で安心して暮らしていくため、一人ひとりの暮らしを支援し地域づくりのお手伝いをしています。
個別の相談援助から地域福祉活動の推進まで幅広く業務を行います。
具体的な内容としては、様々な理由により生活の課題を抱えている方や世帯から相談を受け、福祉サービス事業者や医療機関、行政や司法関係者など多くの機関と連携し、自立に向けて助言や援助を行います。
また、地域福祉活動の推進では、地域課題や生活での困りごとの解決への取り組みや、ふれあいサロンやボランティア活動、子育て支援や障がい者支援など、住民が主体となって取り組む活動を支援します。
この分野で働く社会福祉士の声
Iさん(社会福祉士として働いて12年目)
所属組織での仕事や役割、やりがいなど
社会福祉協議会の地域福祉係に所属しています。
様々な団体と協働し、病院関係者と地域のサロンに出かけたり、介護施設の方と学校で福祉の授業を行ったり、広報誌の発行やなどの業務にもかかわっています。自分のまちをよくするために住民の皆さんと一緒に地域づくりをしていくのが私の役割です。
今の仕事についた理由やきっかけは
福祉の道に進もうとは全く考えていませんでした。高校生の時に祖母が病気になったことをきっかけに福祉系の大学に進み、現場実習をさせていただいたのが今の職場でした。人を支える、人と人をつなぐ、とても魅力のある仕事だと思いこの仕事に就きました。
社会福祉士の魅力とは
人の暮らしに寄り添い、より良い暮らしに、より良い地域にしていくためにとても大切な役割だと感じます。社会福祉士として、仕事でのやりがいはもちろん、普段の暮らしの中でも、どんな職種であっても、またいくつになっても自分自身が成長できます。
島根県社会福祉士会の魅力とは
やっぱり色々な職種の方がいること。仕事をしていても色々な場面で会員の方と出会うことがあり、その出会いが、自分自身の学びとなっています。
また、離島という土地柄、同じブロック会員であっても会う機会が少ないですが、社会福祉士会に加入していることで定期的に顔を合わせて情報交換が出来ることはとてもありがたいです。
今後、身に着けたいスキルや取り組んでみたいこと
まずは自分自身がよりスキルアップするために、他の職種の業務や様々な制度などを理解し、学びを深めていきたいです。
また、ニーズが多様化、複雑化する中、個人ではなく多職種が連携して問題解決にあたる、チームアプローチの体制づくりを地域全体で進めていきたいです。